シールドデッキ構築 渡辺雄也の場合 by Ishii "Mammoth" Taisuke

会場の風景(その2)でも紹介したとおり、有力プレイヤーが鎬を削るこのトーナメント。
三年間その座を明け渡さなかった、ミスターPWCこと渡辺雄也はデッキ構築前に以下のような発言をしている。


「今日って構築時間40分でしたっけ?短いなあ」

いくらカードに不慣れとはいえ、40分の構築時間が短い?
理由を聞いてみた。
「この環境は混成カードの影響で色が10色あると考えた方がいいんですよ。そのせいでデッキ構築が非常に難しいですね」


−それ以外にこの環境の特徴はどう捉えてますか?
「除去が少なく、レア・アンコモンに強いカードが見受けられるのであるので、その辺を引けるかどうかですね。
あとはこの環境は土地18枚に、可能であればマナサポートを1・2枚入れるぐらいでいいと思ってます
まあ、プレリなので楽しみたいと思います」


構築パックが配られて、中身をチェックした渡辺は渋い顔。
40分が少ないという先の発言のとおり、構築時間の40分をぎりぎりまで使って構築を完成させた。
途中、青白と白緑の組み合わせで何度も構築をし直していたが、結局最終的に構築したのは白緑のデッキだった。


−デッキの評価は100点満点中何点?
「55点」
−今日の目標成績は?
「4−2ぐらいですね」
−デッキの中で強いカードは?
「《種かごの魔女》と《彼方地のエルフ》ですね」」


今ひとつ自信のなさそうな渡辺だが、《苔橋のトロール》に《非道な導師》でトランプルを持たせるギミックも搭載している。活躍に期待したい。