先日の玄人会で某GP京都チャンプから次のような質問がありました。
《血染めの月/Blood Moon》があると《隠れ石/Stalking Stones》はどうなるんですか?
さっさと教えてください


なぜミラディンブロックのシールドの大会で《血染めの月/Blood Moon》に関する質問をするのかがよくわからなかったので、とりあえずその場はほっておいたけれど、各種アーティファクトランドとかの絡みも気になっていたので、改めて調べてみる。

8版FAQ
http://mjmj.info/data/faq_8ed_j.txt

土地タイプと基本地形

* 第8版基本セット以降、各基本地形のタイプの行には「土地(基本地形)/Basic Land」という単語とその土地のタイプがダッシュ(―)で区切られて書かれることになる。例えば、《森/Forest》カードはタイプの行に「土地(基本地形) ― 森」(英語では「Basic Land - Forest」)と書かれる。これまでのセットでの《平地/Plains》《島/Island》《沼/Swamp》《山/Mountain》《森/Forest》の各カードは、第8版の基本地形と同じタイプ行を持つものとして扱う。

* 今後土地は、タイプ行に書かれたサブタイプのみを持つ。ほとんどの基本地形でない土地はサブタイプを持たない。

* 何らかの効果により土地の土地タイプが変わった場合、いくつかの事項が発生する。
a) その土地は、これまで持っていた土地タイプをすべて失い、新しい土地タイプのみを得る。(このルールは変更無し)
b) 土地はこれまで持っていた文章欄をすべて失う。土地の新しいタイプが5つの基本地形のうちのいずれかである場合、その土地はその基本地形タイプのマナを生み出す能力を得る。(このルールは変更無し)
c) 土地の名前は変わらない。
d) 土地が基本地形なら、その土地は基本地形のままである。土地が基本地形でないなら、基本地形でないままである。

あと、総合ルール 「212.6 土地」も見ておくと良し(こっちの引用はなし)
http://mjmj.info/data/CompRules_j.txt


これを元に《隠れ石/Stalking Stones》だけについて、簡単に言うと、

  • 基本地形ではない。
  • 特殊地形である。
  • マナは赤マナしか出ない。
  • 3/3のクリーチャーにする能力は使えない。
  • ただし、すでに3/3クリーチャーになっている場合は、それは3/3のアーティファクト・クリーチャー・山である。

こんなところかな?

《血染めの月/Blood Moon》を出された時の、現行スタンダードでよく使われる他の土地などに関して言えば、

  • 《大焼炉/Great Furnace》や《教議会の座席/Seat of the Synod》などはアーティファクト・土地のまま(出るのは赤マナだけ)
  • ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》は破壊される。
  • 《真鍮の都/City of Brass》はタップしてもダメージの効果は誘発しない。
  • 基本地形以外の土地(特殊地形)は山であっても基本地形ではないので、《溶鉄の雨/Molten Rain》での2点ダメージを受ける。

うーん。長い。